(第20話) 諸行無常 是生滅法 生滅々已 寂滅為楽
この文は「諸行は無常なり、是れ生滅の法なり、 生滅を滅し已れば、寂滅を楽と為す」と読みます。
どのような意味かと考えれば一切の存在は、無常にして、常に止まることなく川の流れのごとく変化するものである。この婆婆世界は、そういう原理に基づいて成り立っているとの意味である。
無常感を悟るなら、おのずと心おだやかな、寂静な生活がおくれるということです。
『色は歌』の歌こそ、上記の文の意味を的確に表現したものです。
【色は匂へど散りぬるを、我が世誰ぞ常ならむ、有為の奥山今日越えて、浅き夢見し酔ひもせず。】