東京大は4日、2027年9月に文理融合型の新しい教育課程を開設すると発表した。学部の一つとする方針で、東大の学部新設は約70年ぶり。欧米で主流の秋入学とし、定員100人の半数程度を外国人学生とする。複雑な世界的課題の解決に対応できる人材を育て、国際競争力の向上を目指す。
藤井輝夫学長は記者会見で「東京大学のポテンシャルを最大限に活用し、それぞれのビジョンを実現できる新しい学びの場をつくっていく。国内外から多様な学生に来てもらいたい」と述べた。
新課程の名称は「カレッジ・オブ・デザイン」。大学院修士課程の早期修了制度を活用し、学部4年と修士1年の5年一貫の教育プログラムとする。1年次は全寮制とし、学生同士の日常的な交流による異文化理解を促進する。
授業は全て英語で実施し、一方的な講義ではなく、学生が主体的に学ぶアクティブラーニングを重視。文系・理系の枠にとらわれず、気候変動や生物多様性、社会のデジタル化など興味に応じて学ぶテーマを決める。
入試方法は7月をめどに公表する予定。
新課程の名称「カレッジ・オブ・デザイン」を発表する東京大の藤井輝夫学長(左)ら=4日午後、東京都文京区