石破茂首相は3日、大阪・関西万博で開催された日本のナショナルデー式典に出席した。参院選公示日の遊説の合間に選挙以外の日程をこなすのは異例。開催国あいさつで「万博を通じて世界と共にある日本、一緒に未来を創っていく日本の確かな姿が皆さまの目に映っているはずだ」と呼びかけた。
万博では参加国・地域が日替わりでイベントを披露するナショナルデーに合わせ、多くの首脳クラスが来日しており、首相は出席が不可欠だと判断したとみられる。
この日は第一声を行った神戸市から万博会場の人工島・夢洲(大阪市)に駆け付けた。万博について「政府として皆さまをお迎えできるよう責任を果たしていく」とも語った。
日本のナショナルデー式典であいさつする石破首相=3日午後、大阪市此花区の夢洲