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太陽系外から恒星間天体 3例目、10月に最接近

更新日時:2025年7月3日(木) PM 05:47

 国際天文学連合(IAU)小惑星センターは3日までに、太陽系外から飛んできた彗星を「恒星間天体」として認定したと発表した。観測史上3例目。チリにある小惑星地球衝突最終警報システム(アトラス)の望遠鏡が今月、発見していた。10月下旬に太陽に最も接近する見通しで、その後は太陽系外へ飛び去るとしている。

 米航空宇宙局(NASA)によると、この彗星は現在、太陽から約6億7千万キロ離れている。地球に衝突する恐れはないという。火星の軌道の内側を通り、太陽から約2億1千万キロの距離まで近づくとみられる。9月まで地上の望遠鏡から観測できる。