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「古い歴史に誇り」「現状が分かった」 |
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![]() 安中市で養蚕を続ける奥原征夫さん(67)=写真=、恵子さん(61)夫妻も来場。征夫さんは「蚕が好きなんだいね。養蚕は生きがいだし、体を動かすことは健康にもつながる」と強調。恵子さんも「皇后さまも養蚕をなさっているという話を聞いて、自分たちもまだまだ頑張らないとと思った」と決意を新たにしていた。 かつて養蚕に携わっていた人も会場を訪れた。井田和子さん(69)=前橋市亀里町=は「記念講演を聞いて、蚕の歴史の古さを知った。そういう養蚕が行われていた群馬に住んでいることを誇りに思う」と感慨深げ。子供のころ養蚕の手伝いをしていたという佐藤由枝さん(66)=同市箱田町=は「蚕にかかわった人の連載などに興味を持ったので、新聞を読んでみようと思った」と語った。 絹産業遺産群について知りたくて参加した赤岡増江さん(73)=同=は「私たちの世代は、絹の中で育ったようなもの。養蚕の現状について分かり、いろいろ勉強になった」。記念講演が興味深かったという石川ひとみさん(40)=高崎市浜尻町=は「養蚕や織物を、これまでとは違う視点でみるきっかけになった」と話した。 |
●カラー口絵には、写真家・田中弘子さんの「繭の輝き」(林忠彦賞受賞作品)から9点を掲載。 ●詩人・房内はるみさんによる、繭の美しさや絹の思いが凝縮された詩「座繰りをまわす女」掲載 ・4/6版234ページ・口絵カラー12ページ ・定価:1.260円 |
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第1巻「繭の記憶」
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