【モスクワ共同】ロシア国防省は11日、モスクワ周辺など各地で10日夜から11日未明にかけてウクライナ軍の無人機攻撃があり、計337機を撃墜したと発表した。2022年2月のウクライナ侵攻開始以降で最大のロシアへの無人機攻撃となった。
保健省によると、首都郊外のモスクワ州で2人が死亡し、子ども3人を含む18人が負傷。同州では住宅や多数の車が損傷した。国防省によると、同州上空で91機、ウクライナ軍の越境攻撃を受けるクルスク州では126機が撃墜された。
ロシアに対する過去の大規模な無人機飛来としては、170機以上を撃墜したと国防省が発表した昨年9月1日未明にかけての攻撃があった。
ロシア・モスクワ州で、無人機攻撃により損傷したアパート=11日(タス=共同)