自身の学歴を巡る問題で近く辞職し、出直し選への出馬を表明した静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)は8日、市政の混乱を招いたことを職員に直接謝罪した。終了後、記者団に「私の一身上の都合で職員に不安と迷惑をかけた」と話した。
謝罪は非公開で、約100人が集まった。参加した職員によると、5分もたたずに終了し、ある職員は「困惑している。説明責任を果たしてもらいたい」と話した。
市のホームページにも8日、謝罪文書を掲載した。市によると1週間で1150件を超える電話が市役所に寄せられ、うち9割が「辞めろ」などの苦情だった。
記者団の取材に応じる静岡県伊東市の田久保真紀市長=8日午後、伊東市