65・家事分担できれいに 掲載日2005/10/8
すぐに水あかが付く洋式便器
 2000年に結婚してアパートに住んでいた時、「家を建てたら、きれいに生活しよう」とよく妻と話していた。家事分担をしっかり決めていなかったので、共働きという事情もあり、部屋が片付かないことが多かった。建築を頼んだ工務店の担当者ですら、一度もアパートに呼んだことはなかった。
  失敗を繰り返さないため、新築住宅では家事分担を決めた。多くは妻が取り仕切り、私は風呂とトイレの掃除担当になった。風呂は広めの1.25坪タイプにしたり、トイレに小用便器を設けたりと私が特にこだわった場所なので、当然のように掃除を任された。
  ただ、私と妻では「きれいさ」の基準が違う。妻が「汚れたから掃除を」と催促しても、私は「もう少し汚れてからやるよ」という具合でかみ合わない。しびれを切らして、妻が掃除してくれることもある。こうなると私も働かないわけにはゆかず、時に一生懸命、掃除している。
  掃除人の目で見て分かったこともある。洋式便器は1、2階に設置し、ともに「水あか汚れを寄せつけない」という表面加工を施した製品にした。ところが、2階の洋式便器は、すぐに水あかが付く。安い製品(便器・タンクで約4万3000円)にしたので、防汚効果も小さいのだろうか。1階の小用便器は、水を流すのを忘れるとにおったり、汚れが落ちにくくなる。
  風呂の浴槽(ホーロー製)は、滑らかな表面がすぐにざらついてくる。入浴直後に毎回ふき掃除をしていたが、とても面倒だった。8月ごろ、入浴中に掃除をしてしまう方法を思い付いた。欧米の入浴シーンのように、浴槽の中で泡を立てて体を洗い、一緒に表面も磨く。入浴はいつも最後なので、そのまま湯を抜き、最後はシャワーで水をさっと流して清掃完了!

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