51・リモコンで照明操作 掲載日2005/7/2
スイッチ部分へ向けてリモコン操作すると照明のオン・オフができる
 妻「後から入ってきた人(私)が照明を消して!」
  私「スイッチを入れた人(妻)が責任を持って消すべきだ!」
  夢のマイホーム取得がかなった記念すべき新居での生活初日(3月12日)の夜、ささいなことから夫婦げんかになった。その原因は、寝室の照明だった。
  二人が寝ようとしたところ、ベッドの近くにスイッチがないことが判明。スイッチは寝室の入り口近くにあり、照明を消すには、ベッドから起き上がって入り口まで行く必要があった。この日は家の引き渡し、引っ越しと夜遅くまで作業が続き、二人とも疲れ切っていた。お互い意地を張って動こうとしなかったが、最後は私が渋々照明を消した。
  その後、しばらくの間、就寝時には同じようなことが繰り返された。
  そもそも設計の段階で、スイッチの位置などを確認した際、どうしてベッドの近くにスイッチを設置しなかったのか。思い返してみると、当時は家のことで決めることが多すぎて、そこまで頭が回らなかった。
  結局、素人では解決できないため、工務店に相談。後日、家に来た建築士は、リモコン付きスイッチの設置を提案した。工事は、既存のスイッチをリモコン付きスイッチに取り替えるだけで簡単。脱着式のリモコンを使って、寝る時にベッドから照明の操作ができると説明した。
  私は、ベッド近くにスイッチを新設するには壁をはがして配線工事が必要になると思っていた。そうなれば費用もかなりかかる。心配したが、意外と簡単な方法で解決でき、夫婦の危機も去った。
  工務店によると、新築時におよそ半数の家は寝室照明にリモコン方式を導入。わが家のようなケースで後からリモコン方式にする人は少ないという。
  工事は6月中旬に行われ、30分ほどで完了。費用は税別で7230円(リモコン付きスイッチ3480円、取り付け費3750円)だった。

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