31・外壁はガルバリウム鋼板 掲載日2005/2/12
シャープな質感に仕上がった外壁
 わが家の外観がほぼ完成した。外壁の東西北面にシルバー色のガルバリウム鋼板を使い、南面に杉板を張ってアクセントにした。ややモダンでシャープな外観に仕上がったと思う。
  外壁は、家を雨風などから守る重要な役割がある。家のイメージを決定づけるデザイン的な要素も大きい。外壁材選びは予算なども考え、いろいろ検討した。
  工務店の住宅見学会などに通い、実際の外壁の素材感などを確認。最初はその風合いから左官仕上げの外壁を希望した。
  広く使われているというI社製品を使った塗り壁の場合、工務店の見積もりは1平方メートル当たり5900円(材工とも、税別)。しかし、家全体の予算オーバーで、見直しを迫られた。
  そこで着目したのがガルバリウム鋼板だった。雑誌などで見るローコスト住宅によく使われいて、安い建材だと思ったからだ。同鋼板は、アルミニウムを55%含有した亜鉛メッキを鉄に施した金属板で、高い耐久性があるという。工務店に見積もってもらったところ、平方メートル単価は3500円(同)だった。
  外壁は面積が広いので、単価の差が小さくても家全体では大きな金額になる。「これはかなりコスト削減になる」と夫婦で喜んだ。
  詳しい製品情報を得ようと、メーカーに問い合わせたところ、工務店が示した製品は、アルミニウム含有率が5%の類似製品だったことが判明。耐久性も本物に比べて劣ることが分かった。
  この事実を工務店に指摘して、あらためて同鋼板の見積もりを出してもらった。断熱材一体型の製品で平方メートル単価は5500円(同)。当初の左官材に比べて思ったほど安くなかったが、すでに同鋼板を使った家のイメージができていたため、そのまま採用することにした。
  1、2階の南面には、防火サイディング下地に杉板を張った。工務店からは「数年に1度、杉に塗装が必要」といわれているが、夫婦で協力しながら日曜大工を楽しもうと考えている。

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