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| 「骨折の後遺症はしばらく残った」と語る萩原さん |
体重増が気になっていた萩原敏雄さん(61)=玉村町上飯島=は2年前、自転車を始めた。最初はがむしゃらにこいでいたが、ペダルを速く回転させる乗り方を教わり、世界が変わった。体重は急減、走る速度もぐんぐん増した。
だが、好調な時ほど注意が必要だった。2007年10月、萩原さんは県道右側の歩道を自転車で走っていて軽乗用車と衝突する事故に遭った。
軽乗用車は路地から県道に出ようと一時停止していた。萩原さんは歩道を直進、その車の前を横切ろうとした時、急にエンジン音が高まった。ドライバーが萩原さんに気づかず、急発進したのだった。
萩原さんはペダルを地面と水平にする姿勢を取って、バンパーが自分の足を直撃するのは何とか防いだ。が、自転車は遠くに飛ばされ、萩原さんの体は車のボンネット上へ落下。肋ろっ骨こつ6本と鎖骨が折れた。サングラスは破損したがヘルメットが頭を守ってくれた。入院は2カ月半に及んだ。
「安全と思われがちな歩道だが、思わぬ危険が潜んでいる。特に自転車の右側走行は危険度が倍加すると身をもって体験した」と萩原さん。
この事故以外にも萩原さんは歩道走行でヒヤッとした体験を持つ。県道左側の歩道を自転車で走っていると、左手から出てきた軽乗用車が歩道手前で止まらず、すーっと進み、大通りの車道直前に一時停車。この時は、自転車と車がほんのわずか接触した程度で済んだが、間一髪で事故だった。
「トンネルや橋など、やむを得ず歩道を走る場合もあるが、自転車は車道左側を走るのが一番安全だと思う。事故に遭う確率を少しでも低くすべきだ」と力説する。
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