中高年からのスタート(25) 海外の自転車事情 パックなら安全 掲載日2009/05/28
自室で自転車をメンテナンスする佐々山さん
 自転車で日本一周―こんな夢を実行に移す人たちが結構いる。佐々山厚さん(61)=高崎市箕郷町=はさらにスケールが大きい。米国、ヨーロッパ、アジアなどを夫婦で自転車旅行してきた。そんな佐々山さんに海外自転車事情を聴いた。
 安全度が高く、手軽なのは「自転車パック旅行」。たとえばハワイで開かれるロングライド大会は、日本航空が自転車の運搬、参加手続き、直前講習まで面倒を見てくれる。初心者でも安心。ヨーロッパは街と街が近く、自転車旅行向きだという。
 イベントで“ロングライドの極め付き”と佐々山さんがいうのが4年に1度開かれるパリ・ブレスト・パリ。1200キロを仮眠を取りながら90時間以内に走破するという耐久レースだ。それ以外にも火山を下るダウンヒル、ヒマラヤでのMTBレースなど冒険心あふれるものもある。
 佐々山さんは自力旅行派。ルートを決めて、治安や自転車事情などの情報を収集。海外自転車事情のメーリングリストなどにも加わり、最新の情報を手に入れる。旅行ではホテルなども使うが野宿もする。だから自炊道具を持って移動。パンクだけでなく、自転車全般のメンテナンスもこなす。
 そんな佐々山さんだが最初に訪れたスイスでカルチャーショックがあった。早朝、自転車に乗っていたら、現地のご婦人にひどく怒られた。言葉はわからなかったが、どうも自転車で歩道を走るな―と訴えていたようだった。

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