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| 快晴、ほぼ無風という好条件となったツール・ド・草津 |
気温15度、風もなく絶好の条件。過去最多の1900人が出場した第14回ツール・ド・草津は自転車愛好者に「最高の舞台」を用意してくれた。
出場1カ月前、「3キロ減量」「1時間の壁を破る」という目標を立てた。平日は酒を断って、1日に40―50キロ走り込み。大会前日に体重は69.6キロとなり、目標の一つはクリアできた。
スタート地点の駐車場に並ぶ。周りを見渡すと、ほとんどの出場者はビシッと自転車用ジャージーを着込み、ふくらはぎがくっきり膨らむバイクレッグ。とても速そうに見える。「この緊張感がいいんだよね」と気持ちを落ち着かせる。
午前10時すぎ、先頭が動きだす。最初の約5キロは足ならし、湯畑脇をデモンストレーション走行してスタート時点の天狗山に戻ってからが本番だ。山頂を目指しチェックポイントを通過すると装着したタグが始動。時差スタートしても個人ごとに正確に走行時間が計測される仕組みだ。
ぜーぜーと激しい呼吸音で追い越す選手、もがくようにペダルを踏む男性、きゃしゃな体つきだが軽快に走る女性―。それぞれが自分のペースを探しながら急坂に挑む。自分の気力、体力と向かい合う瞬間だ。
3回目の出場だった私は薫風を心地よく感じているうちにゴールが見えてきた。メーターを見ると自己最高の52分台。年齢を3歳重ねたのに記録が伸びたことがうれしかった。
一緒に出場した渋川市のAさん(42)は、前回より3分以上速い48分台の自己新でゴール。「時速1キロ上げるのに、1年掛かったが、頑張って練習を続けたかいがあった」とAさん。実感のこもった一言に、互いに「うん、うん」とうなずいてしまった。
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