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| 食事の量をノートに記し、摂取カロリーを計算した |
ツール・ド・草津まであと24日。出場を決めてから「１時間以内にゴール」、そのために「３キロ減量して体重70キロ未満」にするという、高望みと言われそうな目標を立てた。
自転車を始めたころ、身長１７０センチで80キロ超。それまでは時々、プールで泳ぐ程度だったので毎日、運動を続けるだけで効果が出た。減量達成後は、ほぼ70キロ前後で推移。しかし、それを維持し続ける道は平たんではなかった。私の場合、深夜の食事、さらに酒量がついつい増えてしまうのが原因。ちょっと油断するとすぐ太ってしまうのだ。
体重の増減は「摂取カロリー」から「消費カロリー」の引き算。理屈は非常に分かりやすい。乗り始めのころは、とにかく消費カロリーを増やすことに一生懸命だった。ダイエット本によると、体重１キロ減らすのに９０００キロカロリーを燃やす必要があるらしい。自転車だと、ゆっくりペースで約18時間乗る換算だ。毎日２時間×６日間。しかし、天候や仕事の都合で、さすがに毎日は続けられない。でも効果は出て、１カ月１キロ減のペースだった。
もっと効率よくやせたい―と３年前、本気で減量に取り組んだことがあった。今度は「摂取カロリー」に注意した。ごはん、ヨーグルト、リンゴ、パン…とにかく食材の重量を片っ端から測定、ノートに書き残した。時間があると、女子栄養大監修のカロリー計算本を引っ張り出してきて、摂取カロリーに換算。成人の１日当たりの摂取カロリーは２６００キロカロリーで十分。ところが私は１日３０００カロリーくらい平気で食べていた。「こりゃ、いくら自転車に乗っていても体重が増えるはずだ」と合点がいった。１カ月も記帳を続けると、おおよその摂取カロリーが分かるようになった。
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