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| 白根山頂のゴールを目指す選手ら。今年は過去最高の1202人がエントリーした=2006年4月16日 |
草津・天狗山ゲレンデ。スタート前の会場には独特の緊張感が張り詰めていた。自転車に乗って選手が続々と集まってくる。11回目を迎えたツール・ド・草津には過去最多の1200人がエントリー。北は秋田、南は福岡県からご夫婦で参加した人もいた。
私は2度目の出場だったが、周囲すべてが強敵に見えて仕方ない。そんな中で前週、高崎でのクロストライアスロン練習会で顔を合わせた高崎市の由利正助さん(70)と藤岡・小野中三年生の松沢真之介君(14)を見つけた。会場をうろうろしていると、加藤孝司さん(73)らとも再会。連載に登場いただいた方々に会え、少し緊張がほぐれた。
1000人超の参加者が白根山頂までの18キロ(湯畑周回の6キロはデモ走行)を目指す。今年の優勝者は35分台でゴール。平均斜度6%の坂道を時速22キロで駆け上ったわけだ。
連載第22回で、私の予測ゴールタイムを1時間3分と書いた。結果からいうと、55分で完走。上り坂を平均時速約14キロで走れた。3年前よりもタイムを12分短縮する“個人的快挙”だった。
自転車通勤で、私の体力は少しは向上したといえそうだ。だが、課題もみえてきた。ゴール2キロ手前で、左ふくらはぎがピクピク。かばって自転車をこぐと、右足もけいれんし始めた。周囲につられ、スピードを出しすぎた。後半はバテバテ、走り込み不足を露呈した。
草レースとはいえ、競い合いは、いつも以上の力を引き出してくれたり、刺激を与えてくれる。目を見張った活躍は、由利さん。70代で最速の56分でゴール。まさに「70代の鉄人」だった。県内最年少出場の松沢君は、もっと速く46分台だった。20代以下の部で163人中35位、伸び盛りの若い力を感じた。
「来年も“自己新”を目指してがんばろう」。ゴール後、私は温泉で疲れを癒やしながら、決意を新たにした。 |