25・体力に応じた走りを トライアスロン 掲載日2006/4/22
高崎市で開かれたクロストライアスロン練習会。20人ほどが元気にスタートした

 トライアスロン…またの名を鉄人レース。遠泳3.8キロ、自転車180キロ、さらにフルマラソンの三種目合計タイムを競う。フルトライアスロンは究極の体力ゲームだと思う。でも「ミニ」なら、ハードルはぐっと低い。
  十数年前、館林市で開かれた第1回県トライアスロン大会を体験取材したことがあった。水泳1000メートル、自転車30キロ、ランが8キロくらいだったと思う。若さに任せて泳いで走って、なんとか完走したが、全身の筋力を使い果たした。
  「トライアスロンでは、泳ぎは腕の力、自転車は引き上げ足、ランでは大腿(だいたい)筋をフルに使うように」と当時、アドバイスされた。疲れてくると、大腿筋がピクピク震えだした。自分の体なのに、自分で制御できない。とても不思議な感覚だった。
  それ以来、トライアスロンとは縁遠かったが、小平博県トライアスロン協会理事長から高崎市での練習会にお誘いいただいた。初心者も対象にした春先の練習会で水泳なし。泳ぎの代わりに野山2キロ(元気のある人は5キロ)を走る。次に自転車10キロ(同30キロ)、最後にラン2キロ(同)でゴールだ。40代の私でも、何とかなりそうな距離だ。
  どちらかというと走るのは苦手だ。水泳は好きだが、速くは泳げない。トライアスロンに興味はあっても、年齢を重ね、体力が衰えていると自覚。そのため、縁遠くなっていた。
  高崎の野山を走り始めて、苦手な走りが、意外や意外、楽しく感じた。起伏のある野山を駆けると、どんどん童心に帰っていく。練習会の顔ぶれも心強かった。11歳の小学生から70歳まで。「体力に応じてそれなりに走ればいい」と楽な気持ちになった。
  走り終えて、数時間後。十数年前のアドバイスがよみがえった。両足を中心に筋肉痛が襲ってきた。「自転車もいいが、いろんなスポーツをやりなさいよ」と筋肉が訴えているようだ。今回のような練習会なら、年齢相応の運動強度を心掛けて、もう一度楽しみたい。


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