19・注目浴びるクロスバイク 車種選び 掲載日2006/3/11
クロスバイクには、MTBのようにサスペンション付きのもの(手前)、ロードバイクに近いものまで車種は幅広い

 ほおに当たる風が、やわらかくなってきた。春がすぐ、そこまで来ている。自転車に乗り出すのには、絶好の季節だ。偶然かもしれないが「自転車に乗ろうと思うが、どんな車種がお勧めか」と、助言を求められる機会が先月から数度あった。
  自転車は、ママチャリと呼ばれる実用車、スポーツ性を重視する速く走るためのロードバイク(ロードレーサー)、でこぼこ道などを走るのが得意なマウンテンバイク(MTB)に大別される。
  3年前、私はマウンテンバイクで通勤を始めた。自転車は、車道を走るのが原則だが、交通量の多い道路では、追い越す車が怖くて車道は、なかなか走れない。ということで、歩道を走るのだが、こちらは歩道の切れ目に一センチ超の段差があることが多い。この段差対策として、サスペンション付きのMTBは有効だった。
  ただ、MTBは車体が重く、私のは14キロあった。タイヤは太く、接地面に凹凸がある。高速で走ると「ゴゥゴゥ」と音、路面抵抗が大きい。最近はカーボン製など車体が軽い車種も出ているが、こちらは最低十数万円と価格が高い。一方、ロードバイクはタイヤ幅が細い分、段差が多い所は苦手で、パンクする確率が高くなる。
  段差にも強く、車体も軽めなクロスバイク(コンフォートバイク)という自転車がここ数年、注目を浴びている。MTBとロードバイクの良さを取り入れて、街乗り向き仕様になっているのが特徴だ。もし、自転車を始めてみようかと思うなら、選択肢の一つに加えてみてはいかがだろう。中心価格帯は5万―10万円。
  先月、帰宅中の私を追い越していく自転車一台。追い掛けて話を聞くと、玉村町の20代の男性で、クロスバイクで自転車通勤中だった。彼のクロスバイクは牛の角のような形のハンドル。ロードバイクより、やや太いタイヤだった。「ドロップハンドルに抵抗がある人は、クロスバイクがいいと思う」と話していた。


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