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| 前橋育英高校でオランダでのレース体験などを語る狩野智也選手(右から2人目) |
自転車部品メーカー、シマノの狩野智也選手(前橋市出身)は、昨年からオランダでの自転車レースに参戦。昨年暮れに帰郷した際、母校の前橋育英高校で後輩たちに、ヨーロッパでの体験などを語った。高校時代の練習法について狩野選手は前橋市の自宅から授業前、赤城南面を走り登ってから登校したエピソードを披露。後輩たちに若い時は、乗れる限り、自転車に乗って体力をつけるようにアドバイスした。山岳レースに強い狩野選手の原点は赤城山だったことを知った。
自転車部の生徒だけでなく、自転車通学している高校生を対象にした「赤城山自転車登山大会」なんて、イベントがあったら、面白いだろうな、と思う。
自転車通勤を始めた私に「小学生の時、新しい自転車で赤城山に登った」とか「妙義山まで友達とサイクリングした」といった体験を語ってくれる人は結構多い。そんな話をしてくれるのは、故郷の山を自力で登り切った体験が、心に深く刻まれているからだろう。
3年前、自力で初めて赤城山の新坂平(標高1400メートル)まで行った。40すぎの私でさえ、「思えば遠くへ来たものだ」と感慨深いものがあった。
高校生の多くは、卒業してしまえば自転車に乗ることは、ほとんどないだろう。高校3年間の思い出として、“愛車”で赤城山に挑む―。安政の遠足みたいに、仮装OK。県庁前をスタートして、自転車で標高何メートルまで登れるかを競うなんていうのは、どうだろう。県畜産試験場(350メートル)、旧有料道路入り口(550メートル)、ローラー滑り台入り口(1000メートル)…。一人で黙々と登るのは、つらいけれど、仲間と一緒、お祭り気分で、がんばれそうだ。
高校生が、サドルを低くし自転車に乗っている姿を見ると、おじさんの私は「サドルが高い方が楽に、速く走れるのに」と残念な気持ちになる。もし、自転車で赤城山に登ったなら、自転車の乗り方も変わり、今以上に自転車に愛着がわくようになると思うのだが。 |