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| 江戸川を走る「自転車でぐんまに来てもらい隊」のメンバー。先頭が矢端信義さん=2005年11月2日 |
7年前、38歳の健康診断で、空腹時の血糖値(適正70―109)が初めて110を超えた。二次検査で「境界型糖尿病」だと告げられた。当時の私は「まだ若いし、健康だ」と思って、そのことをすぐ忘れてしまっていた。この連載を始めるに当たり、過去10年分の健診データを再点検して気づいた。
これ以外にも30代後半のころの私は、痛風発症の指標となる尿酸(適正値2.1―6.9)が最高8.0にもなっていた。結婚前、65キロだった体重は、80キロを超えて、私は「生活習慣病」に向かって一直線に突き進んでいた。振り返って、そこからの脱出には、自転車という「乗るクスリ」の効果が大きかったと思う。
自転車通勤3年目となった今年9月の健診結果は、血糖値77、尿酸値5.4と適正範囲に収まった。
11月上旬、渋川から千葉県浦安市の東京ディズニーリゾートまで自転車で行く「自転車でぐんまに来てもらい隊」に同行取材する機会があった。隊長の矢端信義さん(62)=前橋市大利根町=は整形外科医でスポーツドクターでもあった。
「生活習慣病予防や減量、筋力アップに自転車は非常に効果がある」と矢端さん。矢端さん自身、箕郷町の病院勤務を機に自転車通勤を始めた。次第に自転車の面白さにひかれ、その効用を実感。自転車をもっと普及させようと、県民ボランティアとして今回の隊長役を引き受けた。体験に基づいた専門家の言葉だけに、説得力がある。自転車=「乗るクスリ」という私の思い込みに、お墨付きをいだたいだようで、非常にうれしかった。
矢端さんによると、生活習慣病を招く最大の要因は、運動不足による肥満だという。なぜ、太るのか。それは、「摂取するカロリーが、消費するカロリーより多いから」という単純な引き算だ。では、どんな運動がいいか―。矢端さんは「ひざに負担が少ない点で、自転車は非常に中高年から始めるのに向いている」と強調する。 |