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世界遺産 富岡製糸場と絹産業遺産群

衣装や小道具150点 製糸場「紅い襷」映画完成記念展 

更新日時:2017年7月2日(日) AM 06:00
 群馬県富岡市が企画製作した映画「あかたすき~富岡製糸場物語~」の完成に合わせた企画展が1日、富岡製糸場内の東置繭所で始まった。メイキング写真や撮影で使われた衣装、小道具、セットなど計約150点を展示している。10月22日まで。

 開会式典で岩井賢太郎市長は「明治初期に政府がフランス人の指導で製糸場を造ったドキュメントも含む映画に仕上がった。富岡で地元エキストラを使い、音楽も収録した映画をぜひ見てほしい」と呼び掛けた。その後、関係者がテープカットした。

 衣装は7点あり、映画のタイトルにもなった熟練の一等工女の証しの赤いたすきを結んだ着物や、フランス人指導者の洋服が並ぶ。映画に登場するフランス式繰糸器のレプリカや明治期のピアノも展示している。

 花まゆ作家の酒井登巳子さんが、くず繭を生かしてサクラを表現した大作が花を添えている。富岡東高の生徒が協力した映画の挿入歌も会場に流れている。

 映画は10月7日から、前橋、高崎両市の映画館で先行上映する。その後、全国の劇場で公開される。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

赤いたすきを結んだ工女の衣装を見る来場者

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