絹が結んだフランスワイン 富岡で醸造元招き試飲会
更新日時:2017年10月14日(土) AM 06:00
群馬県の富岡市の提案を受けてフランスのアン県セルドン村の会社が生産したスパークリングワインの試飲会が、市役所前の富岡倉庫で開かれた。富岡製糸場の世界文化遺産登録を機に相互の交流が深まり、誕生した新銘柄「ソワイユ・ディスタン(絹が結ぶ縁)」が披露された。
ワイン産地のセルドンには、製糸場開設期の繰糸器鍋を製造した銅工場が残る。絹遺産を通じた縁で、老舗の醸造2社が新会社「テラ・ビナ」を設立。添加物を入れず自然発酵で泡を発生させ、アルコール度数8%に抑えたルビー色のワインに仕上げた。
市が開いた試飲会には同社代表らが参加して新酒の特徴を説明、富岡の飲食店主らと交流した=
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輸入したワイン600本は、市の第三セクター「まちづくり富岡」が今月下旬から製糸場で販売する予定。今後増産し、市内飲食店での提供も目指す。
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