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世界遺産 富岡製糸場と絹産業遺産群

絹遺産への周遊後押し 来年開所の世界遺産センター 

更新日時:2018年3月13日(火) PM 12:00
 来年3月に富岡市内で開設予定の世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の総合ガイダンス施設「世界遺産センター」で、群馬県は12日、展示内容の素案を明らかにした。仮想現実(VR)技術を使って非公開の場所にいるかのような映像を流すシアターや座繰りなどの体験コーナーを設けるほか、県内各地に点在する絹関連遺産をパネルなどで紹介する。世界遺産登録から4年がたち来場者が減る中、製糸場を訪れた人がじっくりと周遊したくなる情報を発信する拠点にする。

 本年度の製糸場の入場者数は2月末までで約60万人、高山社跡が約1万8000人とピークから半減しており、客足回復を願う関係者が世界遺産センターにかける期待は大きい。展示内容をより効果的なものにしようと、県は昨年8月、検討委員会(委員長・茂原璋男県立日本絹の里館長)を設置して検討を重ねた。検討委の20日の会合で、展示内容が正式決定される。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

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