製糸場のモニュメント撤去へ 制作10年 劣化目立ち 富岡市
更新日時:2018年9月27日(木) AM 06:00
群馬県の富岡製糸場(富岡市)の世界文化遺産登録を願い、市民からの寄付金で街中に制作された赤れんがのモニュメントについて、管理する市が本年度中の撤去を検討していることが26日までに分かった。完成から10年たち、劣化による破損が際立ってきたためという。
赤れんがは、寄付金1口(2000円)が1個分に充てられる仕組みで、個人と法人の計180万2000円で計901個ができた。製法は製糸場に使われているものと同じで、甘楽町で焼き上げられた。表面にはローマ字で寄付者の名前や団体名などが刻まれている。撤去が検討されているのは、赤れんが334個が使われている北側(高さ約1メートル、長さ9.6メートル)のモニュメント。もう一つ(同、同13メートル)は劣化がそれほど見られないため、当面は維持する方針という。
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赤れんがで造られたモニュメント。破損が目立つ=9月中旬、富岡市