上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン
繭クラフトの魅力を伝える作品が並ぶ会場
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掲載日2010/12/03
「まゆクラフト作品展2010」が、高崎市金古町の県立日本絹の里で開かれており、繭で作られた本物そっくりの花やかわいらしい小動物など、全国から寄せられた109点を紹介している。1月17日まで。
一般の部では、宮本昭子さん(茨城県かすみがうら市)の「夕鶴」が最優秀賞に輝いた。繭の白さを生かし、昔話の一場面を情緒豊かに表現している。
中学生以下・学校の部最高賞の日本絹の里賞には、楽しそうに遊ぶ様子が伝わる池山明恵さん(東京都渋谷区)の「雪の日」と、東京都町田市の大蔵小児童160人が失われるカイコの命に思いを寄せながら作った「みんなであそぼ!」が選ばれた。
繭の色や形、質感を生かして作る繭クラフトの魅力を広めようと毎年開かれており、今回で11回目。展示作品を全国公募し、技術や芸術性を考慮して審査している。
ほかの主な入賞者は次の通り。
【一般の部】▽優秀賞 須永シズ子(みどり市)西村良子(長野県駒ケ根市)▽優良賞 斉藤とく子(沼田市)鈴木公子(茨城県古河市)丸山栄子(新潟県十日町市)関根永子(みどり市)
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