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世界遺産や富岡製糸場をテーマに講演する近藤さん
世界遺産や富岡製糸場をテーマに講演する近藤さん

製糸場登録で講演 世界遺産伝道師協会 近藤さん、桐生で
掲載日2010/12/02

桐生市広沢町の国重要文化財、彦部家住宅で、富岡製糸場世界遺産伝道師協会の近藤功会長の講演が行われた。市民ら約20人が世界遺産登録へ向けた取り組みに理解を深めた。
講演は、同住宅敷地内の自然を楽しみ、親しんでもらおうと企画された「第9回紅葉狩りウイーク」の一環で、この日が最終日。
近藤さんは「富岡製糸場と絹遺産群」と題して講演、国内や世界各国の遺産について解説した。日本の世界遺産登録の動きについては「地域や県にとって重要な文化財でも、世界を納得させるようなストーリーがなければ駄目」と指摘。
近年、ユネスコにおいて、登録数を約千カ所までに制限しようとする意見が出てきている点にも触れ、世界遺産の登録が難しい状況にあることを説明した。  その後、富岡製糸場の造りやその貴重性について解説し「完成した明治5年の工場の形が、今もほぼ完全な形で残っていることへの評価は高い」と話した。

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