上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン
富沢家住宅を見学する参加者
養蚕の歴史学ぶ 中之条や沼田で 藤岡の市民団体
掲載日2010/11/11
養蚕技術を全国に広めた「高山社」を顕彰する藤岡市の「高山社を考える会」(小坂裕一郎会長)は、第3回県内絹産業遺産群見学会を開き、会員ら約30人が薄根の大クワ(沼田市)や富沢家住宅、赤岩地区養蚕農家群(中之条町)を訪れた。
県で初めて重要伝統的建造物群保存地区に指定された赤岩地区では、養蚕がしやすいように工夫された構造の「出梁(でばり)」が特徴的な養蚕農家などを見学し、養蚕の歴史を学んだ。
高山社とゆかりのある絹遺産群について理解を深め、ボランティア解説員を養成することを目的に実施。これまでに、旧官営富岡製糸場や荒船風穴、旧官営新町屑糸(くずいと)紡績所などを見学している。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------