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シルクカントリー群馬
Silkcountry Gunma21
シルクカントリー群馬イメージ
のこぎり屋根が特徴的な「後藤」の外観
のこぎり屋根が特徴的な「後藤」の外観

桐生市 織物10工場を公開 一日限定 「着地型観光」探る
掲載日2010/11/06

桐生市は6日、織都の資源を生かして観光振興を図ろうと、市内の織物工場(工房)計10カ所を一日限定で一般向けに公開する。通常は多くの工場が内部を公開していないため、のこぎり屋根工場の特性を生かした製造工程や伝統の繊維技術などを見学できる貴重な機会。観光客の誘客に弾みがつきそうだ。
工場の一般向け公開は、来年の「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」を前に、普段見られない稼働中の工場内部を公開、「織都・桐生」の繊維技術を観光客にPRするほか、路線バスや鉄道などを利用して自由に織物工場を巡る「着地型観光」の可能性を探る狙いもある。
公開するのは藍工芸たむら(琴平町)、森秀織物(東)、金子織物(東久方町)、後藤(東)、周敏(しゅうとし)織物(広沢町)、佐啓産業(天神町)、泉織物(東)、天然染色研究所(本町)、桐生織塾(梅田町)、絹の染織工房(宮本町)の10カ所。
JR桐生駅構内の市民活動推進センター「ゆい」に案内拠点を設置、無料のレンタサイクルの貸し出しも行うため、工場を再活用したベーカリーなどの周遊も工場見学と合わせて楽しめる。
市観光交流課は「10カ所の織物工場を同時に一般公開するのは初めての試み。観光客には桐生の魅力を感じてもらい、市民には地域の魅力を再確認してもらいたい」と期待する。
公開は午前9時から午後4時。森秀織物の見学は有料。問い合わせは市民活動推進センター「ゆい」(電話0277・47・4066)へ。

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