上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン

シルクカントリー群馬
Silkcountry Gunma21
シルクカントリー群馬イメージ
大きく育った蚕を集める組合員や子供
大きく育った蚕を集める組合員や子供

沼田の市重文 南郷の曲屋で蚕上げ 管理組合と地元の子供ら 観光向け
掲載日2010/07/22

沼田市利根町の市指定重要文化財「南郷の曲屋(まがりや)(旧鈴木家住宅)」で21日、蚕を蔟(まぶし)に移す「蚕上げ」が行われた。蚕の世話をしている南郷曲屋管理組合(鈴木章雄組合長)のメンバーや地域の子供たち十数人が参加し、桑を食べて大きく成長した蚕を移動させた。
曲屋は1785(天明5)年ごろに建てられた木造2階建ての民家。かつては2階部分と敷地内の別棟で養蚕が行われていた。
当時の雰囲気を取り戻して観光客に楽しんでもらおうと、昨年から同組合が曲屋で養蚕を始めた。今年は今月6日から世話を開始。蔟に移した蚕は、10日ほどで繭になるという。
曲屋では繭で人形や花を作る「繭クラフト体験」を行っている。とれた繭は、その材料として使われる。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------