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蚕や絹の民話を紹介 みなかみで 28日にNPO
掲載日2010/03/23

蚕や絹にまつわる民話などを紹介する公演「絹の虫・かいこ話」が28日、みなかみ町猿ケ京温泉の多目的ホール「でんでこ座三国館」で開かれる。民話の語り手や繭かき歌保存会会員らが出演。語りや歌を通して、かつて盛んだった養蚕の苦労や喜び、はぐくまれた文化を伝える。
公演は同町の民話などの伝承に取り組むNPO法人・にいはるこども文化塾(持谷靖子代表)が主催。蚕や絹にまつわる民話・昔話を語り継ぐとともに、本県の絹産業遺産群の世界遺産登録運動を支援しようと、初めて企画した。
同塾会員のほか、町内の小学生、片品村の民話語りグループ、川場村の繭かき歌保存会、同町の神楽保存会が出演。蚕が登場する民話や昔話、繭かき歌や桑摘み歌、片品村で養蚕を指導した永井紺周郎・いと夫妻を取り上げた紙芝居などを披露する。また、富岡製糸場世界遺産伝道師協会会員も参加する。
持谷代表は「この地域には、絹産業の遺産群は残っていないけれど、蚕や絹にまつわる民話や昔話はたくさん残っている。そういう民話・昔話を残し、伝えていくきっかけにしたい」と話している。
午後1時半開演。無料。問い合わせは同塾(電話0278・66・1874)へ。

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