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自然本来の色にこだわった作品制作を続ける松井さん
自然本来の色にこだわった作品制作を続ける松井さん

蚕のふんや草木で染め 「自然の色」追求 21日まで桐生織物記念館 松井さんら80点
掲載日2010/02/17

桐生市永楽町の桐生織物記念館で21日まで、企画展「清流山田川染・蚕沙(さんしゃ)と矢車染め」が開かれており、草木染のショールや蚕のふんで染めた絹のストールなど多彩な80点が来場者を楽しませている。
同館は、織物産地・桐生の製品や技術を知ってもらおうと企画展を開催。今回は「自然本来の色で染める」ことにこだわり、独自の染色法で作品を制作する松井定夫さん=同市川内町=が協力した。
会場には、蚕のふんで染め上げた作品や矢車の実、目薬の木などを染料にした作品が並んでいる。古くぎや米酢などを利用した松井さん独自の媒染液を使用したことで、濃い茶色や黄緑色、ピンク、紫など表情豊かに発色した作品が来場者の目を引いている。
また、松井さんが染めた生地を使って知人の峰岸智子さんが制作したコサージュやストラップも展示されている。

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