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多くの高山社の関連資料を集めた企画展会場
高山社の国史跡指定受け企画展 分教場の資料など初公開 藤岡
掲載日 2009/10/24
明治、大正時代に全国に普及した養蚕技術の発祥地、藤岡市高山の「高山社跡」の国史跡指定を記念する企画展「養蚕指導の妙技―高山社と分教場」(同市教委主催)が23日、同市の藤岡歴史館で始まった。本校と各地に置かれた分教場関連の初公開資料など75点を集めた。12月13日まで。
高山社の近代化への功績を広く知ってもらい、絹産業遺産群全体の世界遺産登録にはずみをつけるのが目的。最盛期には全国70カ所にあり、養蚕技術普及に大きな役割を果たした分教場にもスポットを当てた。
史跡の明治時代の様子を描いたとみられる鳥瞰(ちょうかん)図は初公開。同図を基に制作した100分の1の大きさのジオラマも展示している。養蚕器具、生徒の講義ノート、養蚕飼育日誌、蚕室の見取り図、分教場や実習風景の写真など多角的な資料で高山社の全体像を紹介する。
25日には同市教委文化財保護課の寺内敏郎さんの講演会を同館で行う。無料。時間は午後1時半から。問い合わせは同館(電話0274・22・6999)へ。
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