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高山社の分教場について講義する宮崎教授
高山社の国史跡祝う 顕彰団体が藤岡で総会
掲載日・2009/06/04
明治、大正期に養蚕技術を全国に広めた「高山社」を顕彰する「高山社を考える会」(小坂裕一郎会長)は2日夜、藤岡市の藤岡商工会議所で本年度総会と勉強会を開き、会員ら約120人が先月、高山社跡(同市高山)が国史跡指定の答申を受けたことを祝った。
勉強会では、県世界遺産推進課の松浦利隆課長が、国史跡指定の経過などについて報告。「今後はさらに世界遺産登録に向けて、世界史の中に高山社を位置付けていく必要がある」と呼び掛けた。
また、前橋国際大の宮崎俊弥教授が、県内外約70カ所の養蚕農家に置かれた分教場に焦点を当てながら歴史を解説。「分教場で学んだ別科生の数は本校の本科生の10倍以上。高山社は分教場で持っていた」と紹介した。
総会では、昨年度の事業報告を行い、絹産業遺産群の連携や会員数の拡大など本年度事業計画を決めた。
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