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蚕供養の読経をする住職ら
蚕に感謝し供養 近隣住職や檀家ら100人 龍源寺で例祭 吉井
掲載日・2009/05/13
蚕の供養をする蚕影山(こかげさん)例祭が、吉井町多胡の龍源(りゅうげん)寺(渡辺龍道住職)で行われ、檀家(だんか)ら約百人が法要に参列した。
例祭は、蚕の供養と養蚕の発展と、その恩恵に対する報恩を目的に江戸時代から行われたとされる。明治時代には富岡の養蚕農家など、近隣からも参詣に訪れる人がいたという。今は養蚕農家が大幅に減ってしまったが、地元の檀家らによって受け継がれている。
例祭では、檀家の女性が鈴などを使って御詠歌を唱え、近隣の住職十五人が読経し、蚕の供養をした。
また、昨年秋に吉井町仏教会と藤岡署が締結した「安全・安心まちづくりの推進に関する覚書」に基づき、同署の高橋利夫生活安全課長が振り込め詐欺などの被害防止を参加者に呼び掛けた。
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