上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン
岩秀織物を見学する参加者たち
町並み解説会「この音懐かしい」 シルクカントリーin桐生
掲載日・2009/02/22
「西の西陣・東の桐生」といわれる織都を実際に歩いて体感してもらおうと21日、桐生町並み解説会が開かれた。観光イベントを支援するNPO法人「桐生再生」のメンバーが案内役となり、桐生天満宮やのこぎり屋根工場などを巡った。
解説会は3回開かれ、50人が参加した。桐生天満宮では、本殿の外壁に施された緻密(ちみつ)な彫刻が参加者の目を引いていた。桐生に多く残るのこぎり屋根は、北側から安定した光が入るように作られているのが特徴。参加者は、のこぎり屋根をじっくりと見上げていた。
お守り袋用の生地を生産する岩秀織物では、実際に工場に入って見学。かつて街中で聞こえた織機の音に「この音が懐かしい」という声が上がった。桐生市東の後藤一美さん(58)は、「歴史を感じたし、地元に誇れるものがあって感激した」と話していた。
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