上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン
佐山 啓子さん(60)桐生市川内町
絹の国俳句ラリー大賞 「人生は横糸?」 シルクカントリーin桐生
掲載日・2009/02/22
織姫や赤城颪を縦糸に
佐山 啓子さん(60) 桐生市川内町
赤城おろしが今日は強かったので、風を何とか句に詠み込もうとひらめいた。自宅周辺は、それほど風が強い場所ではないので、よけいにそう感じた。
町を歩いてみると、真正面から風が吹き付けてきた。「風を縦糸にたとえると、人生が横糸なのかと思えた。この句を詠めたのは、冷たい赤城おろしのおかげ。風が吹いていなければ、この句は生まれなかった」
俳句ラリーには、父で県現代俳句協会長賞になった川島喜由さんとともに参加。「自分でも参加したいと思っていたが、父の付き添いという気持ちも半分」と笑う。俳句の師は父。「これまでほめてもらったことはないけれど、今日、初めてほめてもらった。思い出に残る一日になった」
「強い赤城おろしのおかげで、この句が詠めた」と話す佐山さん
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