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富岡製糸場の利活用について意見交換したフリートーク
「近代化の礎注目を」 ユネスコ研究集会 製糸場の在り方議論 富岡
掲載日・2009/01/23
県ユネスコ連絡協議会と富岡ユネスコ協会主催の「富岡製糸場利活用ユネスコ研究集会」が二十二日、富岡市の旧官営富岡製糸場で開かれ、関係者ら約四十人がフリートークなどを通じて同製糸場の今後の在り方を探った。
同協議会の世界遺産委員会が二〇〇六年度から定期的に企画した県内の絹産業遺産群をめぐる「スタディーツアー」の締めくくりとして開催。午前中に座学研修と施設見学、午後は座談会を行った。
座談会では「まるごと。富岡製糸場 フリートーク」と題して、参加者と同製糸場総合研究センターの今井幹夫所長、同協議会の矢島祭太郎会長らが利活用について意見交換。
「施設ばかりで、日本の近代化の礎となった点が注目されていない」「ほかの地域の絹遺産との関連性が確立できていないのでは」などと活発に話し合われた。
同協議会では今後、座談会の内容をまとめ、県や富岡市教委などに提出する方針。
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