上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン
桐生市の文化財を楽しむ参加者たち
織都の歴史に触れる 鋸屋根工場や群大同窓記念会館…
首都圏から桐生に300人 歩いて近代化遺産巡り
掲載日・2008/11/03
織物の街桐生の近代化遺産を巡る「駅からハイキング」が一日、JR桐生駅を発着点に行われた。首都圏からの参加者約三百人が、国登録有形文化財の金谷レース工業鋸(のこぎり)屋根工場(桐生市東久方町)などを訪れ、桐生の歴史に思いをはせた。
ハイキングは、JR東日本が首都圏の住民向けに十年ほど前から各地で行っているイベント。近代化遺産など豊富な観光資源を擁して観光にも力を入れている同市の要請もあり、今回初めて同市で開かれた。
リュックを背負った参加者たちは同駅に到着後、受け付けを済ませてコースへ。水道山記念館(同市堤町)や群馬大工学部同窓記念会館(同市天神町)、有鄰館(同市本町)といった文化財を回って同駅へと戻る約八キロのコースを歩いた。
同市ではこの時期、桐生ファッションウイークが開かれているほか、毎月第一土曜日の桐生天満宮骨董市、買場紗綾市とも重なって大変にぎわっており、参加者たちは活気ある桐生のまちを満喫した。
首都圏から桐生に300人 歩いて近代化遺産巡り
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