上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン
旧官営富岡製糸場について説明する今井所長
旧富岡製糸場の歴史的意義強調 高崎で開会
講演や現地視察 関東ブロックユネスコ研究会
掲載日・2008/10/12
県ユネスコ連絡協議会など主催の「二〇〇八年度関東ブロックユネスコ活動研究会in群馬」が十一日、高崎市内のホテルを主会場に始まり、旧官営富岡製糸場の世界遺産登録運動などについて相互理解を深めている。十二日まで。
富岡製糸場総合研究センターの今井幹夫所長が「富岡製糸場の歴史と世界遺産登録」と題して基調講演し、フランス人技術者ポール・ブリュナの功績について「フランスの機械をそのまま導入したのでなく、座繰りの技術を取り入れたり、日本女性が働きやすいよう台の高さも低くし、日本式に大改造した」と説明。建設当時の写真をスクリーンに映し出しながら、県外のユネスコ関係者に歴史的な意義をアピールした。
続いて活動発表を行い、茨城県の中学生の青少年活動や国内委員会、ユネスコ協会青年部の取り組みが報告された。
関東ブロックの研究会は神奈川県を除く六都県を会場に毎年持ち回りで開催、今回は高崎ユネスコ協会を主管団体に三百五十人が参加した。十二日は世界遺産活動や世界寺子屋活動の分科会研究のほか、旧官営富岡製糸場、桐生市内の織物工場群などを二グループに分かれて視察する。
講演や現地視察 関東ブロックユネスコ研究会
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