上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン
手織り体験を楽しむ参加者
伊勢崎絣に10人が挑戦 高機使い反物作り
掲載日・2008/09/26
伊勢崎市の伝統工芸品、伊勢崎絣(かすり)の手織り教室が二十五日、伊勢崎織物会館で始まった。十人の参加者が伝統工芸士らの指導を受けながら、高機を使い反物作りに挑んだ。
教室は、地域で盛んに生産されていた絣に親しんでもらうのが狙い。伊勢崎織物協同組合(田村直之理事長)が毎年この時期に開いている。
参加者は、まずビデオで伊勢崎絣の歴史や製造工程を学び、同会館に展示されている資料や完成品を見学した後、織りの作業に着手。同市柴町の伝統工芸士、吉田勝江さん(68)らの指導で一本ずつ糸を通して織り込んでいく作業に挑戦した。
初めて教室に参加したという同市境下渕名、須永陽子さんは「足と手のバランスが難しく、ぎくしゃくした動きになってしまう」と苦笑いしながら、機織り作業を楽しんでいた。
教室は十月二十四日までの木、金曜日に行われ、同九日以降については受講者を追加募集中。定員は各回十人で参加費は教材費、昼食代込みで二千円。申し込みは市文化観光課(電話0270・24・5111、内線3335)へ。
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