上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン
講演する松浦さん
「高山社」語り継ごう 「清温育」など養蚕技術普及
掲載日・2008/07/19
全国標準の養蚕技術を普及させた教育組織、高山社の功績を語り継ごうと、高山社を考える会(小坂裕一郎会長)は十六日、藤岡市藤岡の藤岡商工会議所で勉強会を開き、市民や同会員ら約七十人が理解を深めた。
◎藤岡で勉強会 市民ら70人学ぶ
同会は、独自の飼育方法「清温育」を確立した高山長五郎の生家「高山社発祥の地」の世界遺産登録を目指しながら地域の養蚕文化を見直すことを目的に今年三月に設立。今回初の勉強会を開いた。
勉強会では、県世界遺産推進室長の松浦利隆さんが「群馬県の養蚕と高山社」と題して講演、本県の養蚕の歴史や「清温育」を紹介した。
松浦さんは「清温育によって安定して繭が取れるようになり、豊かな農村をつくることができた」と指摘。参加者は真剣な表情で聴き入っていた。
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