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蚕をまぶしに移す児童ら
「きれいな繭作って」 養蚕体験で上蔟作業 安中・臼井小の3、4年生
掲載日・2008/07/17
蚕の飼育に取り組んでいる安中市の臼井小学校(土屋恵理子校長)で十五日、三、四年生の児童十二人が、糸を吐き出す時季に入った蚕をまぶしに移す上蔟(じょうぞく)作業を行った。
養蚕体験は総合学習の一環。児童が蚕の飼育から生糸を取るまでの流れを実際に学ぶことで、めがね橋など地元の産業遺産をはじめ、養蚕についての理解を深めるのが目的。
育てているのは「世紀二一」と「ぐんま200」の二種類。一カ月ほど前に県蚕糸技術センターからもらった卵を、児童が教室で人工飼料と桑の葉を与えながら育ててきた。
すでに糸を吐き始めている蚕もおり、児童たちは「落ちないで」「きれいな繭を作って」などと声をかけながら、一匹ずつ丁寧に蚕をまぶしに置いていた。
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