上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン

シルクカントリー群馬
Silkcountry Gunma21
シルクカントリー群馬イメージ
試作の中華めんを試食する業者ら
試作の中華めんを試食する業者ら

絹タンパク食品に 試食や説明会 脂肪吸着など特性PR 富岡
掲載日・2008/06/22
 富岡シルクタンパク研究会(石井理会長)は、絹をタンパク質に分解し、食品添加などを通じて普及を図ろうと、富岡市の富岡商工会議所で、水溶液「シルクタンパク液」の使用説明会を開いた。
 このタンパク液は、甘楽富岡地域などの農家が生産した繭が原料。研究を進める東京農業大昆虫機能開発研究室の松田道夫研究員が、無味無臭の特徴や品質保持期間向上のデータ、脂肪を吸着するシルクの特性を解説した。
 水溶液を添加したプリンや試作の中華めんを会員業者が提供、関心を持つ食品・外食関連業者らが試食し、食感などを確かめた。
 研究会は特産品づくりに合わせた地元の蚕糸業振興貢献を目的に、農家を含む八業者で構成。和洋菓子の扇屋(同市富岡)、和食のたちばな源氏庵(同市下黒岩)の二社がすでに商品化している。

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