上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン
佐滝さん(左)の講演に聴き入る参加者
屑糸紡績所を学ぶ 活性化へ住民組織 世界遺産視野に講演 高崎・新町
掲載日・2008/05/31
旧官営新町屑(くず)糸紡績所の価値を再認識しようと、高崎市新町商工会と住民組織「よみがえれ!新町紡績所の会」は二十八日、同商工会で「世界遺産を基本とする―高崎市新町のまちづくり」と題した講演会を開き、約七十人が聴き入った。
講演会は同紡績所に対する理解を深め、資源として見直すことで地域おこしの関心を高めていくのが狙い。各国の世界遺産を訪ねているNHKチーフプロデューサーの佐滝剛弘さんが講演した。
講演会で佐滝さんは、本県を中心に写真に収めた養蚕にまつわる建物などを紹介。パン店として新しい形で保存、活用されている旧織物工場や、養蚕農家をスクリーンに映し出して説明。「世界遺産になることがゴールではない。そこからどう生かしていくかが大事」と指摘した。
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