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新しい蚕品種「上州絹星」の繭の製糸作業
「上州絹星」希望と誇り 蚕新品種の製糸作業 安中
掲載日・2008/03/09
本県養蚕農家が昨年初めて本格飼育した新しい蚕品種「上州絹星」の繭の製糸作業が、安中市松井田町新堀の碓氷製糸農業協同組合で行われた=写真。品質の優れた「県産ブランド」を確立しようと、同組合の職員が丁寧な作業で糸に引き上げた。
上州絹星の製糸は昨年の春蚕分が同年7月に行われており、今回が2回目。前橋、高崎の18戸が昨年晩秋蚕で育てた生繭1900キロを、2週間以上かけて270キロの生糸に加工する。
一般品種に比べて生地にした時の肌触りが良いが、繭から糸にほぐれにくいので製糸作業は手間がかかる。同組合の今村幸文製造部長は「職員は新品種に希望と誇りを持っている。いい県産ブランドに育ってくれるとうれしい」と期待を込めていた。
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