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意見交換するパネリスト
歴史遺産踏まえた景観を 富岡でシンポ
掲載日・2007/11/26
富岡市のまちづくり景観シンポジウムが市内のホテルで開かれ、パネリストが「歴史遺産を活いかした景観設計とデザイン」をテーマに意見交換した。
パネリストの一人は金具を使わず、伝統的工法を応用した宮崎県日南市の屋根付き木橋を紹介。市民の発想を生かした協働作業に触れ、工務店社長が部材加工などに情熱を注いだ点を説明した。
パネリストらは「建造物は五十年、百年先の未来の市民も使う。(まとめ役は)大勢と直接話すことが重要」と述べ、住民と行政、外部支援者の協力態勢確立がまちづくりに不可欠と指摘した。
富岡市内の景観については、木骨れんが造りの旧官営富岡製糸場を踏まえ「木とれんがで独自の街並み様式をつくるべき」と提言があった。
市は製糸場周辺を含む景観計画を策定中で、策定委員長の戸所隆・高崎経済大教授がコーディネーター、副委員長の宮崎均・前橋工科大大学院教授らがパネリストを務めた。
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