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活発な意見が交わされた検討会
まちづくりで検討会 桐生本一本二 計画策定へ意見交換
掲載日・2007/11/25
重要伝統的建造物郡保存地区(重伝建)を核にまちづくりを進める桐生市「本一・本二まちづくりの会」(森寿作会長)は二十四日、同市本町の有鄰館で、今後のまちづくりの方向性を定める「桐生新町まちづくり基本計画」の専門家検討会を開いた。有識者ら十五人が年度末の同計画の策定に向けて意見を交わした。
同検討会は、同市本町一、二丁目を中心にしたまちづくりの課題や再生方針などを、専門的な視点から話し合うために行われた。開催は今回が初めてで、NPO法人、行政、織物組合など各分野から専門家が出席した。
同町一、二丁目は江戸から昭和にかけての古い民家や店舗が数多く残っており、貴重な桐生の歴史を生かした町づくりが模索されている。同会が今年、重伝建を核にしたまちづくりの是非を、エリア内の居住者と土地建物権利者にたずねたところ、76%が賛同していることが分かった。森会長は「一軒ごとに家を回り同意をいただいてきた。今後は住民の意向を反映した基本計画を作りたい」と話している。
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