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絹撚記念館で建物の説明を受ける調査チーム
のこぎり屋根など調査 経産省チーム 活性化へ産業遺産活用 桐生
掲載日・2007/09/04
近代産業遺産を地域の活性化に役立てる経済産業省のプロジェクトに沿い、同省の調査チームが三日、桐生市を訪れ、のこぎり屋根工場などを視察した。同省は今年十月をめどに本事業で取り上げるストーリーや構成遺産群を確定するため、全国三十三カ所を調べている。
桐生は「絹織物生産関連産業遺産群」を保存するエリアとして、全国の三十三カ所の一つに選ばれた。隣接する栃木県足利市とともに、多様で柔軟な専門技術集団を形作っていることが理由。
一行は絹撚記念館(旧模範工場桐生撚糸合資会社事務所棟)や桐生織物記念館、群馬大工学部同窓記念会館をはじめ、桐生を代表するのこぎり屋根跡の無鄰館、織物参考館“紫(ゆかり)”などを訪ねた。市文化財保護課が使用している絹撚記念館では、建物の由来などを聞き取った。
ファッションタウン桐生推進協議会の北川紘一郎運営委員長は「桐生には全国一ののこりぎ屋根工場が残っており、文化財を活用したまちづくりを進めている」などと紹介。調査した産業遺産活用委員会委員の丁野朗さんは「近代の産業遺産を次代につなげ、未来への贈り物にしたい」と調査の目的を語っていた。
ファッションタウン桐生推進協議会の北川紘一郎運営委員長は「桐生には全国一ののこりぎ屋根工場が残っており、文化財を活用したまちづくりを進めている」などと紹介。調査した産業遺産活用委員会委員の丁野朗さんは「近代の産業遺産を次代につなげ、未来への贈り物にしたい」と調査の目的を語っていた。
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