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観光客「街並み魅力」　市民団体がアンケート　有鄰館など雰囲気好評　桐生

掲載日・2007/08/23
　桐生市への観光客は有鄰館や近代化遺産など「街並みに魅力を感じている」―。きりゅう市民活動推進ネットワーク（角田亘代表）が二十二日までにまとめた、観光客アンケート調査でこんな結果が浮かび上がった。
　同ネットワークはＪＲ桐生駅前で、観光案内所の役割も果たす市民活動推進センター「ゆい」を運営。観光客が桐生を訪れた理由を調べて効率的な観光施策を探ろうと、本年度からセンターで聞き取り調査を始め、同日までに約千人に達した。
　聞き取りは「どこから来たか」と「目的、目当ては何か」の二項目。「どこから」は県外が約七割を占め、東京都、埼玉県、神奈川県の順に多かった。
　「目的、目当て」では、有鄰館などの「街並み」が二百三十六件と最多で、「うどん」八十二件、「わたらせ渓谷鉄道」七十三件、「宿泊」四十件、桐生が岡動物園など「公園」三十一件、「織物」三十件―と続いた。
　同ネットワークは調査結果から、「観光客は特定の観光スポットではなく、街並みの雰囲気に魅力を感じている」と分析している。
　一年間をめどに調査を続け、公共交通機関や観光協会などに資料を提供し、今後の観光事業に役立てるという。