上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン
蚕と桑の関係にスポットを当てた日本絹の里の特別展
蚕の不思議学ぼう 高崎・日本絹の里 供特別展飼育法の指導も
掲載日・2007/07/22
蚕の不思議を学んで―。高崎市金古町の県立日本絹の里で二十一日、夏休み子供特別展「カイコはなぜ桑しか食べないの―昆虫の食べ物の世界をのぞく」が始まった。蚕の生態をはじめ、昆虫の不思議な世界が子供たちの関心を集めている。九月三日まで。
桑を食べている蚕を展示して実際に見てもらうとともに、「なぜ桑しか食べないの」「特定の植物しか食べない昆虫ってほかにもいるの」などのコーナーを設置。桑の葉には蚕を引き寄せて食欲を刺激する特別な物質が含まれているとされ、こうしたメカニズムを分かりやすく説明している。
食べ物別にみた昆虫の世界を標本とともに紹介したり、カブトムシなどの生きた昆虫も展示され、昆虫をテーマに科学的な興味を引き出す内容となった。
会場では繭ができるまでの過程や生糸の作り方を紹介したり、機織り器具の展示なども行われている。
特別展とあわせ二十一、二十二の両日は、蚕の「飼育体験」「飼育講座」の両教室が開かれており、県蚕糸振興協会の職員が夏休み中の蚕の育て方を指導している。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------