上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン
旧富岡製糸場にちなんだ演劇を披露する
伝道師協会の会員ら(県世界遺産推進室提供)
伝道師協会の会員ら(県世界遺産推進室提供)
演劇や上州座繰りで本県の絹遺産群PR さいたまで伝道師協会
掲載日・2007/07/17
「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産暫定リスト記載を記念して、市民グループ「富岡製糸場世界遺産伝道師協会」は、さいたま市のさいたま新都心カタクラウッディー広場で、世界遺産登録推進のPRイベントを行った。会員ら三十人が「ヘリテージ仮面」の演劇や上州座繰りの実演などを行い、本県の絹遺産群を紹介した。
イベントは、富岡市の旧官営富岡製糸場を二〇〇五年秋まで所有していた片倉工業が共催。同社の製糸場跡地で、現在は百貨店になっている敷地の一角で行った。
会員らがヒーロー「ヘリテージ仮面」や悪役の衣装を着て、旧富岡製糸場にちなんだ劇を演じると、来場した子供たちは夢中になってヒーローを応援していた。
上州座繰りの実演と体験のコーナーでは、買い物客らが繭から糸がひき出される様子を興味深そうに眺め、一人ずつ座繰り器を回して糸をひく感触を味わっていた。
また、パネル展示では同製糸場や県内の風穴、養蚕農家などの建物の写真を紹介し、会員らがそれぞれの歴史や役割などを丁寧に説明した。
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